目薬

目薬にも、市販されているもの、薬局で処方箋なしで買えるもの、医師から処方されるものの3通りがあります。これらは成分によって分けられています。

1回使い切りタイプのものを除いて、ほとんどの目薬には防腐剤が入っています。しかし封をあけたあとは1ヶ月以内に使い切るのが衛生的な観点から望ましいです。

正しい目薬の差し方


  1. 石鹸で手指をきれいに洗う
  2. 目薬の先端を、目やまつげに直接触れないように注意して点眼する目の位置に固定する。
  3. もう一方の手の人差し指で、下まぶたを押し下げる。1回に1滴ずつ出るように、そっと目薬の容器に圧力を加える。
  4. 点眼後は、静かにまぶたを閉じて、まばたきをせずに約1分間、目をつぶるか軽く目頭を押さえる

なお目薬は1滴で十分な量があります(使いきりタイプを除く)2滴以上たらしても、目からあふれてしまいますので実は意味がありません。

容器の先端が、まぶたやまつげに触れないようにするのは大切です。まぶたなどに触れると、触れたところから雑菌が入り、目薬の液が汚染される可能性があります。汚染された目薬は、もったいなくても使わずに廃棄するのが望ましいです。

目薬の有効成分

目薬に含まれる成分としては、炎症をとる「抗炎症剤」や「血管収縮剤」、目に栄養を補給するための「ビタミン剤」などが含まれます。

また添加物として、ph調整剤や、雑菌の繁殖を防ぐ「防腐剤」、清涼感を与える「清涼剤」などがあります。

医療用の目薬には眼圧降下剤、白内障治療剤、ステロイドホルモン剤、抗生物質、局所麻酔剤などが含まれることもあります。

なお目薬は刺激をおさえるために、涙とほぼ同じpH、浸透圧に調整されています。